M100形

 

製造年:1961年〜

製造数:1両

概要:ラッシュ時の輸送力強化を図るため札幌市電初の連結車として日本車両で製造されたのがM100形、通称親子電車。混雑時はTc1を連結し2両編成に、日中はM101のみでの運行を意図としていたものの、実際は切り離し、連結に手間を要するもあり、常時2両編成で運行されることが多かった。

また双方貫通しておらずパッセンジャーフロー式の客扱いができず車掌を1名多く必要とすることもあり、70年にM101はワンマン化、Tc1は廃車となり交通資料館で保存されることになった。

その後81年に車体改修が行われたが、他車のような大規模な改造などが行われずオリジナルの姿を最後まで濃く残しての活躍だった。

330形のように車体だけを新製して電装品などを流用する形で更新の計画があったが1100形に置き換える形で21年10月末で用途廃止、今度は相方のTc1と共に交通資料館で保存される予定。