ハイブリッド車に生まれ変わった次世代の気動車キハ160形

 

製造年:1997年

運  用:旧・日高本線 現・試験車により決まった設定はない

備  考:日高本線で当時運行されていたキハ130形1両が踏切事故により大破し廃車となってしまった。その補充に製造されたのがキハ160−1である。そのためこの車両は珍しく1形式1両しかない。

・キハ150形を踏まえたものであるが、概観の特徴は運転席窓下が前に張り出した踏切事故に対応する形となっている。

・また当初涼しい気候の方面に使われることを考慮して作られたため非冷房車である。よって窓は上半分が開くようになっている。

・前年1996年より731系の製造が開始されているため、それを踏まえ新製時よりHIDとハロゲンの組み合わせになっている。

・キハ130で問題だった耐寒構造を大きく強化しているのも特徴である。

・デビュー当時はキハ130にあわせたカラーリングであったが、後にキハ130に変わって日高線に入るようになったキハ40−350番台にあわせたカラーリングとなり、さらにハイブリッド試験車となった現在は日高線時代を基本にしたハイブリッドのカラーリングとされ、3度の塗装変更が行われている。

・2007年に日高線がキハ40に統一されたため、保留車となっていた同車がハイブリッド車の試験で改造され、ハイブリッド試験車両として生まれ変わった。

・内装はボックスシートから一身され、リニューアル後の785系普通車と同じ型のリクライニングシートに交換された。

・キハ160のハイブリッド試験車はモーターアシスト式とされ、時速45km未満ならモーター、それ以上でエンジンによる走行になる。またブレーキ関係などの機関も交換されている

・試験で求められるもう1つの結果は、今ある車両を改造でハイブリッド化できるか否かというもので結果に期待されている。

・2014年用途廃止に伴い廃車・解体

※画像をクリックすると別画面で大きく見られます

 一新された車内の様子。座席は781系のuシートから流用した廃車発生品

 バッテリー搭載側。バッテリー上は部分は荷物置き場になっている

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