機関車

※小さい画像をクリックすると別画面で大きく見る事ができます

全4色で力強く列車を引いたDD51形ディーゼル機関車

製造初年:1962年

現  状:老朽化対策で置き換え、リニューアル工事などの措置を取られるものが多くなっている。北海道では旋回窓、耐雪ブレーキ、スノープラウ、ホース類の凍結防止加熱装置、前面プロテクター兼つらら切りが装備されているA寒地仕様が配備されている。ただしプロテクターは現在道内カマに関しては装備になっていない。

運  用:JR北海道、JR貨物共に2016年を持って用途廃止となった。廃車になった機関車は一部ミャンマーなどへ輸出している。

更新状況(JR貨物北海道支社)

・エンジン載せかえ車:B更新機 配色がDF200に順ずる。94年より更新開始

・機関更新車(リフレッシュ):A更新機 配色が青、ないしは、赤と灰色で側面にロゴが入る

備  考:未更新機も存在するが、更新工事、DF200の増備で北海道では数少なくなっている。JR貨物北海道支社に所属するものは1150号機1機となり本線運用は消滅している。

・更新状態の違いにより、稀に貨物機が旅客運用に就く場合は機関転装を行っているB更新は基本的に当てられない。

・貨物機は全機JR貨物北海道支社鷲別機関区に、JR北海道機は函館運転所に配備されていたが、貨物機については唯一残った1150号機が鷲別機関区廃止に伴い14年五稜郭機関区に転属となった後11月19日の交番検査切れを持って全廃となった。

・2016年カシオペア、急行はまなす廃止に伴い用途廃止となり道内からDD51が全廃した

※画像をクリックすると別画面で大きく見られます

  A更新機。時折A更新同士の重連も見受けられる

  A更新機の青は視認性の関係で新カラーとなり、青更新は09年末までに消滅し5色から4色にDD51のカラーバリエーションが減った

 現在道内で活躍する貨物機の大半がこのB更新である。ただし状態によってはエンジンの載せ変えを行っているこのB更新機にも廃車が出るようになって来ている。

 JR北海道所属機は星ガマとも呼ばれるカラーリングになっている。寝台列車牽引の他札幌運転所ー苗穂工場の配給列車や新車の甲種回送などJR北海道で行う作業にも従事する。

 

DD51の小型版DE10形ディーゼル機関車

製造初年:1966年

現  状:定期での運用なし。運転所、貨物駅での入れ替え機として活躍、また、ノロッコの牽引を行なっている。

備 考:支線区での貨物、ヤードの廃止、などで行き場を失いつつある。JR貨物札幌貨物ターミナルでは、構内専用入れ替え機の同機はオリジナル塗装となっている。また速度抑制装置などが取り付けられ45km以下の走行となっている他、砂撒き装置など不要なものを除去し、検査周期を長くしている。

・北海道ではDD51同様A寒地仕様となっている。またJR貨物鷲別機関区にはオリジナルカラーのものも存在する。

・09年JR東日本から放出されたDE15を改造しDE10化したものがある。これは3000番台となり改造は苗穂工場でも行われ、苗穂で改造されたものは仙台へ配置されている。

 

  JR貨物札幌貨物ターミナル構内専用入れ替え機。誘導員用にプロテクターをつけたものも存在する。サツマイモ色などと呼ばれている。14年12月HD300に置き換えられる形で全廃。

 

除雪からSLの補佐まで裏方さんを勤めるDE15形ディーゼル機関車

製造初年:1967年

用  途:DE10にラッセル機能をつけたようなもので、本来はラッセル車として導入されたが、除雪のない夏場は両端のラッセルヘッドを解結し、客車の牽引や入れ替え機としても使われる。

運 用:宗谷本線の除雪で定期運用を持つほか、函館本線山線、石北本線などでも活躍するが、活動範囲はごくわずかになっている。

備  考:複線用のラッセルヘッドをつけたものが1500番台、単線用が2500番台となっている。

・ラッセルがモーターカーの仕事になりつつある中、DE15は客車の牽引しかしないものも現れ、ラッセルヘッドとの連結アダプターを撤去してしまったものすらある。

・SLの補機向けとして1520号機が不必要となったラッセルヘッド連結のアタッチメントを除去し、DE10とほぼ変わらないスタイルに改められている。またJR貨物ではJR東日本より購入したDE15をさらに改造し入れ替え機化したものがあり、これは3000番台としてDE10へ編入されている。

 

  単線用ラッセルヘッドをつけ除雪作業に当たる25000番台

 複線用の1500番台はラッセルヘッドの形状が異なる

 ラッセルヘッドとの連結アダプターを撤去してしまったDE15 1520号機。見た目はDE10と変わらない

 

重連のDD51以上のパワーで貨物の顔として走るDF200型ディーゼル機関車

 

製造初年:試作車1992年 量産車1994年〜

現  状:毎年わずかながらDD51の置き換えで増備を続ける機関車。09年から富良野線の臨時貨物の運用も持つようになってきた

備  考:DF50以来29年ぶりに製造された電気式ディーゼル機関車。エンジンで発電しモーターを回し走行するという方法の機関車で、初期にはエンジンは海外製のものを使っていたが、後に国内製を積むようになっている。現在は、試作車900番台、量産車0番台、50番台100番台までが存在し「レッドベアー」の愛称が付けられている。

・スカートの色は900番台、0番台のみ赤、後はグレーとなる。

・DD51との併結も可能ながら総括制御が出来ないため、どちらかがぶら下がりとなる。

・2014年8月末の鷲別機関区廃止に伴いそれまで所属していた鷲別機関区から全機五稜郭機関区へ転属となった

・2015年123号機が本州へ転属するべく生まれ故郷川崎重工へ戻され改造工事を受ける

・2016年DD51に変わってJR北貸出という形でカシオペアクルーズ牽引も担当することとなった

 DF200の試作車901号機。ライト位置などが異なる

 

ED75から登場した青函トンネル専用機ED79形電気機関車

製造年:0、100番台・・・1986〜87年(改造)

     50番台・・・1989〜90年

概  要:津軽海峡線専用機として導入されたのがED79で、元々はED75からの改造。改造によって、ギア比の変更、回生ブレーキの設置、青函トンネル基準の保安設備が装備されている。100番台は補機で、単機での運行ができないため現在は廃区番台になっている。

一方50番台はJR貨物の機関車で、こちらは同じED79でも新造で登場している。そのため、内部は大きく異なり、ブルーと白の塗装が目立つ。

備  考:主な仕事であった快速海峡が特急化されたため、現在は寝台列車と一部の貨物を担当するのみとなっている。また、貨物も、EH500の増備が続くため、運用が減りつつあり、風前の灯となっている。さらに老朽化問題が追い討ちをかけている。

・廃車後九州へ部品取りとしてまわされたものがある。また09年から2エンド側のみパンタグラフがシングルアーム化されはじめている。

・検査施設が無いため検査の際は苗穂工場まで輸送された上で行われる。そのため札幌圏(苗穂ー幌向)で本線試運転を行うため稀に単機で走行するシーンを札幌圏で見ることができる。

・2016年北海道新幹線開業で全廃

   新造で登場したJR貨物の50番台

 

首都圏から直通でやってくる金太郎さんことHE500型電気機関車

製造初年:1997年

現  状:ED75、ED79の置き換えとして今も増備中

北海道との関わり:五稜郭から本州まで、従来機関車の使え変えを幾度も行なっていたが、この車両の登場によって、EH500のみで北海道ー本州を行き来できるようになった。

備  考:愛称が金太郎であるため、金太郎と呼ばれることもある。試作機から製造時期の違いによって塗装等が異なり、同じ形式ながらバラエティに富んでいる。

2016年北海道新幹線開業による電圧変更に伴いHE800に役目を譲り道内乗り入れを廃止

 初期車は塗りわけが異なる

 

 

シロクニ以来の復活蒸気C11 171号機

製造年:1940年

復元年:1999年

概 要:1975年に引退以来、標茶町の公園に展示してあったものを1999年復元、ドラマや映画で使用された後、道内をイベント列車として走っている。客車は14系を旧型客車に合わせた色に塗ったものを主に牽く。2000年にはふるさと銀河線へも入線している。

 

復活蒸気2機目はカニ目が特徴なC11 207号機

製造年:1942年

復元年:2000年

概 要:かつて胆振線や日高線、瀬棚線などでみられた2灯式ヘッドライト「カニ目」が特徴。171号機と重連運転を行なう。SLニセコの他、冬の湿原号などの牽引にも当たる。主に旧型客車のニセコ編成を引くことが多い。

14年11月のボイラー検査切れをもって離脱。

 

JR化後初の小型機関車として登場したハイブリッド機関車HD300−500番台

製造年:2014年

概 要:札幌貨物ターミナル入れ替え機の置き換えとして既に本州で使われていたハイブリッド機関車HD300の寒冷地番として登場。外観は変わりないもののバッテリーの強化などが行われている模様で、先代のDE10同様冬季装備するプロテクターも装着が可能となっている。

エンジンは発電用に小型のものを搭載し、走行はモーターのみとなる。

戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送